HPE ML110 Gen11でVROCを設定してみる機会がありました。
以前に「HPE ML110 Gen11でVROCを設定してみる」という記事を投稿をしました。
今回HPE ML30 Gen11でVROCを設定してみると手順が一部違ったりしていたので、改めて記録を残すことにしました。
まずは必要なドライバのダウンロードから。
ドライバのダウンロード
VROCを設定後のWindows Server 2022をインストールするのに必要なドライバをダウンロードします。
ついでにWindowsインストール後にVROCを確認するためのツールもダウンロードします。
上記サイトにアクセスしドライバ等をダウンロードします。
今回は「Intel VROCドライバーfor Microsoft Windows Serverドライバー」の「Windows x64 for SATA SSD」と「Microsoft Windows用Intel VROC UIドライバー」をダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルはUSBメモリに入れてHPE ML30 Gen11サーバに接続しておきます。
VROCの設定
HPE SmartアレイSRコントローラが取り付けられている場合は、電源を入れた後に「F10」キーを押してIntelligent Provisioningを実行します。
しかし、今回のHPE ML30 Gen11にはな取り付けてなかったので「F9」キーを押してUEFIシステムユーティリティを起動します。
まずはVROCを利用できるように有効化します。
メニューから「システム構成」をクリックします。
「BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)」をクリックします。
内蔵SATA構成を「SATA AHCIサポート」から「Intel VROC SATAサポート」に変更します。
確認画面が表示されるので「OK」をクリックします。
「Intel VROC SATAサポート」を選択します。
変更を保存するのですが、画面下のボタンは押せないのでストレージオプションをクリックして一つ前の画面に戻ります。
「F12:保存して終了」をクリックし、確認画面で「はい 変更の保存」をクリックします。
確認メーセージが表示されるので「OK」をクリックして再起動します。
再起動時に「F9」を押してUEFIシステムユーティリティを起動します。
起動したらVROCの設定をおこないます。
メニューから「システム構成」をクリックします。
Intel(R) VROC SATA Controllerをクリックします。
表記が「Non-RAID Physical Disks」となってます。
「Create RAID Volume」をクリックします。
この画面で設定をおこなうことになります。
今回はRAID1(Mirror)で設定します。
上の画像の赤枠部分を設定します。
RAID Levelで「RAID1(Mirror)」を選択します。
Select Disksでそれぞれ「✕」を選択します。
一番下にある「Create Volume」をクリックします。
「Yes」をクリックします。
表記が「Non-RAID Physical Disks」から「RAID Volumes」に変わりました。
保存をするので「システムユーティリティ」に戻ります。
「F12:保存して終了」をクリックし、確認メッセージで「はい・変更の保存」をクリックします。
サーバの再起動がおこなわれます。起動途中に「F10」キーを押して「Intelligent Provisioning 」からOSのインストールをすることができます(確認済み)。
しかし今回はそのまま「F10」キーを押さずにDVDからのインストールをおこなってみました。
ちなみに上の画面が出るタイミングでネットワークにつながっていると、DVDからのインストールに進まないようです。
再起動前にLANケーブルを抜いておきます。
「起動するオペレーティングシステムを選択するか、TABキーを押してツールを選択します」というメッセージが表示されるのでエンターキーを押します。
DVDが読み込まれます。
言語選択をおこないます。
この画面は購入製品によっては、出ない場合もあります。
「Windows Server 2022 Standard (Desktop Experience)」を選択します。
一つ上の「Windows Server 2022 Standard」を選ぶとコマンドでの操作するWindowsになってしまいます。
間違えないように選択します。
「Custom:・・・」を選択します。
ドライバを読み込むトライブを選択する必要があります。
「Browse」をクリックします。
再び「Browse」をクリックします。
記事の上の方でダウンロードしたUSBメモリを選択します。
表示されたドライバを選択して「Next」をクリックします。
パーティションを分ける必要があれば、「New」をクリックします。
今回はこのまま「Next」をクリックして先に進みます。
以降はWindowsの指示の通りに進めていけばOKです。
Windows Server 2022 インストール後
Windows Serverをインストール後は、サーバ用の各種ドライバを入れます。
デバイスマネージャーを確認するとPCIなどのドライバでエラーになっているかと思います。
何を落としてくればいいのかわからなかったのですが、サポートサイトから「Gen11 Service Pack for ProLiant」をダウンロードして実行すればOKだったようです。(他にも必要なものがあるのかもしれません)
ダウンロードしたISOファイルをUSBメモリに入れてサーバに接続します。
接続後にサーバからこのファイルをダブルクリックします。
ISOファイルがエクスプローラで開くので「launch_sum.bat」ファイルを探します。
「launch_sum.bat」ファイルを右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
コマンドプロンプト画面が開き、上記あたりで暫く動きが止まります。
待ってると先へ進みます。
MS Edgeが起動してきます。
「詳細設定」をクリックします。
「localhostに進む(安全ではありません)」をクリックします。
「Smart Update Manager」が表示されます。
「ローカルホストガイドアップデート」をクリックします。
モードを「自動」にして「OK」をクリックします。
後は完了まで待てばOKです。
これで問題なく終了だと思います。
余談
スピーカに赤丸の✕が付いているのでドライバが入っていないのかと思ったら、サウンド関連が入っていないのだとか。
デバイスマネージャにエラーが出ていないので何故だと思っていたのですがね。
ちょっと慌てました。
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