楽天モバイルの利用をきっかけにAndroidスマホが欲しくなり、AQUOS sense4 lite を購入しました。
購入に当たって
楽天モバイルを利用し始めてからその有効利用について考えました。
登山の際の予備的なスマホが欲しいなとか、テザリングをiPhone以外で利用したいなとか。
また、ここ数年は年に何回か中国へ出かけています。
このコロナ禍で昨年は行かなかったのですが、今年は合計35日の隔離にもめげずに行ってきました。
現地での通信は、今までは”3香港”のesimでも良かったのですが、今は中国の電話番号が無いと困ることになるのです。
具体的には中国の電話番号が無いと”健康コード”というアプリが(多くの省で)登録できない。
これが使えないと大きなショッピングモールや公共機関(空港も含めて)などの出入りが難しいのです。
そんなこんなで普段使っているiPhone とは別にAndroidスマホを購入することにしました。
購入するにあたっての条件は次の通り。
- OSがAndroidであること
- バッテリーの持ちがよいこと
- esimと物理simの両方が使えること
- メーカーが日本、または台湾、アメリカ・・・の会社
- といいながら中国で使うための周波数帯にできるだけ対応していること
- 指紋認証が欲しい
- iPhone SEより安いこと
以上の点を踏まえて機種を検討しました。
Rakuten Mini は・・・
楽天モバイルに加入した際に”Rakuten Mini”を購入しました。
今回、中国に渡航した際も持って行ったのですが、やはり小さくて使い勝手が悪いのです。
対応している周波数帯も多くはないので海外では使いにくいかなと。
FDD-LTE | Band 3 (1.8GHz) / Band 4 (1.7GHz) / Band 5 (800MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT) |
TD-LTE | Band 38 (2.6GHz) / Band 41 (2.5GHz) |
WCDMA | Band IV (1.7GHz) / Band V (800MHz) / Band VI (800MHz) / Band XIX (800MHz) |
GSM | 非対応 |
まぁ、中国で使うことを考えずに購入しましたからね。
AQUOS sense4 lite
ASUSやソニー、Google Pixelを検討した結果、AQUOS sense4 liteを購入しました。
色は私にしては珍しく”ライトカッパー”にしています。
OSはAndroid 11
購入時のカタログ情報では”Android 10″とのことでしたが、起動時にアップデートがかかって”Android 11″になってました。
楽天モバイルの公式サイトをみると
発売から2年間、最大2回のOSバージョンアップに対応し、常に最新の使い心地と安心をお届けします。
とありました。
1回アップしたので、あと1回だけアップしてくれそうです。
Androidにした理由はAndroidを使ってみたかったから(笑)
そして中国製アプリの使い勝手もiPhoneよりいいかもという単純な思いです。
大容量のバッテリー
バッテリーの容量は約4,570mAh。
LTEでの連続待受時間は約1,020時間になるそうですよ。
楽天モバイルの紹介ページには「間違いない選択。1週間の電池持ち。」とありました。
4日間減り具合をみてましたが、ブラウザでちょっと記事を見る程度にしか使っていないこともあって全然減らないです。
SIM
simは nanoSIM と eSIM に対応してます。
楽天モバイルは eSIM にしたので、nanoSIMが空いてます。
nanSIMは海外でのsim利用のために空けておきます。
対応周波数帯
日本で発売しているスマホですから日本での利用に対応した周波数帯に対応してるはず。
もちろんAQUOS sense4 liteは楽天モバイル専売機なので、楽天モバイルに対応しています。
なので対応周波数帯は、あまり気にすることもなかったのです。
FDD-LTE | Band 1 (2.1GHz) / Band 2 (1.9GHz) / Band 3 (1.8GHz) / Band 5 (850MHz) / Band 8 (900MHz) / Band 12 (700MHz) / Band 17 (700MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) |
TD-LTE | Band 39 (1.9GHz) / Band 41 (2.5GHz) |
WCDMA | Band I (2.1GHz) / Band II (1.9GHz) / Band V (850MHz) / Band VI (800MHz) / Band VIII (900MHz) / Band X IX (800MHz) |
GSM | 850MHz / 900MHz / 1.8GHz / 1.9GHz |
問題は中国で使う場合の対応周波数帯です。
もちろん中国でスマホを購入すれば問題ないわけです。
しかし、日本で使うことが多いので、できればに日本製、譲って台湾、アメリカ、ヨーロッパあたりのものを使いたかったのです。
中国で使われている周波数帯について調べてみると次のようです。
Band | 中国移动 China Mobile | 中国聯合 China Unicom | 中国电信 China Telecom | AQUOS sense4 lite | Rakuten Mini | iPhone XR |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3G/4G | 4G | ○ | ○ | ○ | |
3 | 2G/4G | 2G/4G | 4G | ○ | ○ | ○ |
5 | 3G/4G | ○ | ○ | ○ | ||
8 | 2G/4G | 2G/3G/4G | ○ | ○ | ||
34 | 3G/4G | ○ | ||||
38 | 4G | ○ | ○ | |||
39 | 4G | ○ | ○ | |||
40 | 4G | 4G | ○ | |||
41 | 4G | 4G | 4G | ○ | ○ | ○ |
参考:http://www.360doc.com/content/20/0509/11/250434_911142601.shtml
中国でシェアが高くつながりやすいといわれている通信会社は中国移动(China Mobile)です。
中国移动は2010年頃からTD-LTEに力をいれてきました。
なので中国で使用する場合、特に重要なのがTD-LTEのBand 38、39、40、41です。
このうちBand 38はBand 41と周波数がかぶるのでBand 39、40、41に対応してくれると嬉しいなと。
しかし残念ながら AQUOS sense4 lite はBand 40に対応してませんでした。
Band 39は中国移动の4Gの主要な周波数帯域の1つで、都市部、地方、屋内など、さまざまなエリアをカバーしているそうです。
Band 41は中国主要3社で使用されているので外せないでしょう。
2月に中国でRakuten Miniを使用した際は中国聯合(China Unicom)でローミングしました。
中国移动でローミングすると繋がりましたが使えなかったです。
Band 39が中国移动の主要周波数だとすると、Rakuten MiniはBand 39に対応してないので、繋がりが悪かったのも納得してしまいます。
参考:https://www.zhihu.com/question/36250331
https://blog.csdn.net/u013485792/article/details/50579714/
以上のことから AQUOS sense4 lite が40に対応していないのが残念ですが、39、41に対応してるので普通に使えるのではと期待してます。
実際に中国で使ってみないとわかりませんけどね。。。
さりげなくiPhoneXRも載せておきましたが、いざというときはeSIMを移して使うか。。。
生体認証
AQUOS sense4 lite は指紋認証と顔認証の両方に対応してます。
マスクが必須の時に指紋認証に対応してるのはありがたいですよね。
そしてどちらの認証でも反応が速いです。
ストレス無くロックが解除できるのは、今使ってるiPhone XRより優秀だなと感じてます。
上の写真のつや消し黒の帯が指紋認証センサーになりますが、ここにホームへ戻るボタンとしての役割や長押しした場合の動きを割り当てることができます。
これがとても便利で使い勝手がいいですよ。
コストパフォーマンスが高い
その他のスペックについては楽天モバイルのページでご確認ください。
この性能で価格はこの記事を書いた時点で32,800円(税込)
楽天モバイル専売機ですがamazonでも購入できます。
ヨーロッパで使う場合の注意
ヨーロッパを含む一部の国/地域では、5GHz無線LANの使用に制限があり、屋外では使えないようです。
In some countries/regions including Europe, there are restrictions on the use of 5GHz WLAN that may limit the use to indoors only.
Please check the local laws and regulation beforehand.
Norway: Use of this radio equipment is not allowed in the geographical area within a radius of 20 km from the center of Ny-Alesund, Svalbard.
ヨーロッパを含む一部の国/地域では、5GHz WLAN(無線LAN)の使用に制限があり、屋内のみに使用が制限される場合があります。
事前に現地の法令をご確認ください。
ノルウェー:この無線機器の使用は、スバールバル諸島のニーオーレスンの中心から半径20km以内の地理的領域では許可されていません。
外箱にも記載がありましたが、該当するのは以下の国/地域です。
BE:ベルギー、BG:ブルガリア、CZ:チェコ、DK:デンマーク、DE:ドイツ、EE:エストニア、IE:アイルランド、EL:ギリシャ、ES:スペイン、FR:フランス、HR:クロアチア、IT:イタリア、CY:キプロス、LV:ラトビア、LT:リトアニア、LU:ルクセンブルク、HU:ハンガリー、MT:マルタ、NL:オランダ、AT:オーストリア、PL:ポーランド、PT:ポルトガル、RO:ルーマニア、SI:スロベニア、SK:スロバキア、FI:フィンランド、SE:スウェーデン、UK:イギリス、CH:スイス、LI:リヒテンシュタイン、IS:アイスランド、NO:ノルウェー
私がヨーロッパへ行くことはなさそうですけどね(笑)
夏頃にはまた中国へ行くかもしれないので、その時に気が向いたら追記します。
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