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新Edge(Chromium版)へのアップデート後に旧Edgeを使用する

Windows10
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いつの間にかアップデートがされて、Chromium版のエッジに代わっていたけど、従来のエッジをまだ使う必要がある場合の対処方について

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従来のエッジに戻すきっかけは・・・

パソコンの苦手な知り合いが、また面倒なことを言い出しました。
Windows10がアップデートされてブラウザのアイコンが変わってしまったと。
さらにそのChromium版のエッジが起動しないのだとか。

ブラウザが変わるのはOKだが、起動しなくては「お気に入り」が取り出せないというので従来のエッジを起動するようにしてみました。

以下の内容は私のサブPCのWindows10で再現してみた手順です。
但し、「Chromium版のエッジが起動しない」というのは再現できませんでした。

まずはWindows Updateしてみる

まずは自分のサブPCをWindows Updateでアップデートしました。
まだEdge Chromium版が入っていなかったのです(^^;)

以下、従来のエッジ(Edge HTML)は旧Edge、新エッジ(Chromiumベース)は新Edgeと記載します。

KB4559309でEdge Updateが来ましたよ。

起動してみましたが、残念ながら起動してしまいました。
知り合いのPCの新Edgeが何故起動できなかったのかは不明です。

「アプリと機能」から新Edgeのアンインストールを試みましたが、アンインストールボタンは押せませんでした。

Windows Updateで更新された新Edgeは旧Edgeには戻せないようになっています。

旧Edgeを動くようにする

参考にしたは次のページです。
旧Edgeを動くようにすること以外についてはリンク先をご確認ください。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployedge/microsoft-edge-sysupdate-access-old-edge

それではやってみましょう。

ポリシーファイルの入手と設置

新Edgeと旧Edgeを同時に実行できるようにするには、グループ ポリシー エディターで設定を変えるのですが、その設定は標準では入っていません。
ポリシーファイルを入手して設置する必要があります。

まずは次のURLにアクセスし、ポリシーファイルをダウンロードしてきます。

Edge for Business をダウンロード
Microsoft Edge for Business をダウンロードして構成することで、マルチプラットフォーム サポートの機能を備えた、機能、速度、安全性に優れたビジネス用ブラウザーを組織で利用できます

リンク先ページでは上の画像の赤枠部分を選択してからポリーシーファイルをダウンロードします。
これはダウンロードしたい新Edgeのバージョンを選択するようです。
何を選べばいいのかわからなかったので、現在自分のPCにインストールされている新Edgeと同じバージョンを選びました。

新Edgeのバージョンの確認は・・・、

右上の「・・・」ボタンをクリックして、メニューから「ヘルプとフィードバック > Microsoft Edgeについて」を選びます。

私の場合、この画面を開いたときにアップデートがかかり、現時点での最新バージョン「83.0.478.56 (公式ビルド)」でした。

3つの項目を選択したら「ポリシーファイルを取得」をクリックしてダウンロードします。
ダウンロードしたらこの画面、閉じずにこのままにしておきます。

ダウンロードした「MicrosoftEdgePolicyTemplates.cab」をダブルクリックして開きます。

中には「MicrosoftEdgePolicyTemplates.zip」が入っています。
このままでは開けないので、デスクトップにコピーしてから解凍します。

まずは解凍したフォルダ「MicrosoftEdgePolicyTemplates」を開き「MicrosoftEdgePolicyTemplates\windows\admx」にある2つのファイル

  • msedge.admx
  • msedgeupdate.admx

を「C:\Windows\PolicyDefinitions」内へコピーします。

次に先ほどの解凍したフォルダ「MicrosoftEdgePolicyTemplates」内の「MicrosoftEdgePolicyTemplates\windows\admx\ja-JP」にある2つのファイル

  • msedge.adml
  • msedgeupdate.adml

を「C:\Windows\PolicyDefinitions\ja-JP」内へコピーします。

グループ ポリシー エディターによる変更

次にグループ ポリシー エディターを起動します。

キーボードの「Windows」キーを押しながら「R」キーを押します。

「ファイル名を指定して実行」が開いたら「gpedit.msc」と入力して「OK」ボタンをクリックします。

グループ ポリシー エディターが起動したら左のツリーから「コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > Microsoft Edge の更新 >アプリケーション」と辿ります。

「アプリケーション」を選択すると、画面右側にある「Microsoft Edge でのブラウザーの同時実行エクスペリエンスを許可する」を選択してダブルクリック、または右クリックしメニューから「編集」を選択します。

開いた画面で「有効」を選択し、「OK」をクリックします。

新Edgeの再インストール

先ほどポリシーファイルをダウンロードした画面に戻ります。

新Edgeのインストーラーをダウンロードするため、「ダウンロード」ボタンをクリックします。

ダウンロード画面が表示されるので「同意してダウンロード」をクリックします。

左下の「アフィルを開く」をクリックしてインストールを開始します。

旧Edgeのショートカットを作る

これで新旧両方のEdgeが起動できるようになったのですが、旧Edgeを起動する方法がありませんでした。
以前のショートカットアイコンは新Edgeに置き換わってしまいました。

そこで新たにショートカットアイコンを作ることにします。

旧Edgeの実行ファイルは「C:\Windows\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe」にあるのですが、ここにある「MicrosoftEdge.exe」は特殊なファイルで、ダブルクリックしても旧Edgeは起動しないのです。

なのでショートカットを作る場合も「MicrosoftEdge.exe」を指定したりしません。

まずはデスクトップで右クリックしメニューから「新規作成 > ショートカット」を選択します。

開いた画面の「項目の場所を入力してください」欄に「explorer.exe shell:AppsFolder\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe!MicrosoftEdge」を入力し、「次へ」をクリックします。

「このショートカットの名前を入力してください」に適当にショートカットの名称を入力し、「完了」をクリックします。

これで旧Edge起動用のショートカットができましたが、見た目が悪いのでアイコンを変更します。

アイコンを右クリックしてメニューから「プロパティ」を選択します。

開いた画面から「アイコンの変更」をクリックします。

「このファイル内のアイコンを検索」欄に「C:\Windows\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe\MicrosoftEdge.exe」を入力し、「OK」をクリックします。

旧Edgeのアイコンが現れるので、選択して「OK」をクリックします。

「OK」をクリックします。

これで完成です。
旧Edgeを起動して動作確認します。

Windows7の場合は。。。

Windows7の場合は新Edgeがオンラインアップデートでインストールされると、旧Edgeが削除されるようです(たぶん)。
なので上の操作をしても復旧できませんでした。

尚、WIndows7を再インストールしてWindows Updateをかけても旧Edgeは来なかったです。
新Edgeは来ましたけどね。

Windows7の場合はあきらめるしかないかな?

ChromiumベースのMicrosoft Edgeの自動配布を無効

ChromiumベースのMicrosoft Edgeの自動配布を無効にしておかないと自動でアップデートがかかってしまいます。

自動配布を無効にしておくほうがいいでしょう。
私は新旧のエッジを共存させておいたら、後日いつの間にか旧のほうが消えてました(笑)

ご注意

当ブログの記事は全て記載した時点での内容となります。ご覧頂いた時期によっては情報が古くなっていることがあります。

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